LaTeX\343\201\247PDF\343\201\256\343\203\241\343\202\277\343\203\207\343\203\274\343\202\277\343\202\222\344\273\230\343\201\221\343\202\213.md
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+一口にLaTeXと言っても、[[様々|https://texwiki.texjp.org/?LaTeX%E5%85%A5%E9%96%80%2F%E7%99%BA%E5%B1%95%E7%B7%A8]]あります。
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+ここでは、pLaTeX + dvipdfmx の組み合わせを使っている人を想定して、説明します。
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+その他の人は「latex pdf メタデータ」でGoogle検索して、他の方法を調べに行ってください。
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+
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+Google検索すると、hyperrefを使う方法がよく見つかりますが、これはお勧めしません。
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+hyperrefはお行儀の悪い(=LaTeX の内部処理をあちこち書き換える)パッケージと呼ばれ、
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+不具合に悩まされる原因となりますので使用には注意が必要です。
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+
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+* 参考URL: [[https://texwiki.texjp.org/?hyperref]] ←hyperrefに起因する誤動作や注意点が大量に報告されています。
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+
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+下記では、hyperrefを使わない方法を示します。
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+
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+
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+## PDFのメタデータを付ける
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+
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+PDFのメタデータとして、作者とタイトルを付けるには、LaTeXのソースに下記を入れればよいです。
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+挿入場所はプリアンブルのところです。
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+「岩手 太郎」と「盛岡の...」のところを自分の情報に書き換えてください。
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+この情報はメタデータとして使うものですので、単純テキストに限ります。
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+LaTeXのコマンドや改行などを含めないでください。
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+
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+~~~~
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+ \usepackage{atbegshi}
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+ \newcommand{\myPdfAuthor}{岩手 太郎}
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+ \newcommand{\myPdfTitle}{盛岡の年間の気候の変化に関する調査研究}
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+ \AtBeginShipoutFirst{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}} % pLaTeXの内部漢字コードがEUCの場合
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+ \AtBeginDvi{\special{pdf:docinfo <<
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+ /Author (\myPdfAuthor)
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+ /Title (\myPdfTitle)>>}}
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+~~~~
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+
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+LaTeXソースで、\author{}, \title{}コマンドを使って原稿を書いている場合は、それらのコマンドの直後に下記を置くのでもよいです。
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+\author{}, \title{}コマンドで指定した内容が、PDFのメタデータにも使われます。
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+再度注意しますが、メタデータとして使うものですので、単純テキストに限ります。
35
+LaTeXのコマンドや改行などを含めないでください。
36
+凝ったタイトルにしないでください。
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+
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+~~~~
39
+ \usepackage{atbegshi}
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+ \AtBeginShipoutFirst{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}} % pLaTeXの内部漢字コードがEUCの場合
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+ \makeatletter
42
+ \AtBeginDvi{\special{pdf:docinfo <<
43
+ /Author (\@author)
44
+ /Title (\@title)>>}}
45
+ \makeatother
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+~~~~
... ...
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